日本から持ってきた小説を、時差ぼけが完治していないのに任せて、ひたすら読んでいる。
何がマズいって、それらが「シリーズ物の1作目」であることだ。2作目以降が読みたくて読みたくてしかたがないけど、わざわざamazonなんかでこっちに発送させるのもバカらしく。(そして定番シリーズはたいてい日本にいれば古本屋で格安で手に入る。うちの近所が古本屋街だっただけに悔しい)ああ~手を出さなければ良かったと後悔している。
ちなみにその後悔リストの一部。↓↓
サラ・パレツキーの女探偵V.I.ウォーショースキーシリーズ。
言うまでもなく、カブスを愛するシカゴっ子ヴィクの活躍を描いたこの作品は、こちらで読めば空気がリアルに感じられてなおいっそう面白い。特にヴィクは愛車でガンガン走り回って捜査するので、なじみのある地名のオンパレード。1作目「サマータイム・ブルース」ではEvanstonもチラリ。ハードボイルド物はあまり読まないものの、ここにいるからこそ、のシリーズ。
フェイ・ケラーマンのピーター&リナシリーズ。
これは「そろそろ手を出そう」と思ってずっと前から本棚にあったやつ。未読なので船便荷物の隙間に何気なく入れておいたのを最近やっと読んだ。1作目の「水の戒律」、思ってたよりずっと面白かった。これはユダヤ人カルチャー満載なので原書で読めって言われても私にはちょっとムリかも。謎解きとしてはそれほどでもないんだけど、人間関係が進んでいく(だろうと思われる)この手のやつは続きが無性に気になる!(デボラ・クロンビーの「警視シリーズ」とかエリザベス・ジョージの「リンリーシリーズ」とか)
P.G.ウッドハウスのジーヴスシリーズ。
「比類なきジーヴス」面白かった・・・勿体ないと思いつつ一気読みしてしまった。もともとJ.K.ジェロームの「ボートの三人男」みたいなイギリスのユーモア小説(我ながらベタだな)は好きだったけど、ジーヴスシリーズはかなりツボ。ただ、これ日本語版はえらく高いので、これこそ原書で読んでしまおうかと思っている。難しいだろうか。
さて、今夜も夫不在なので、よせばいいのに新シリーズに手をつけようとしている。
読む以上は面白くあってほしいけれど、面白かったら読後が辛いなぁ、というジレンマ。(というより、ESLの課題図書を来週までに読まなくてはいけないんだけど・・・児童文学でチラ読みしたら平易そうだったから後回し状態)