というタイトルですが、あのドラマとは関係ありません(あ、あのドラマの舞台は一応シカゴのようですが)。
先日、ERに行って参りました。(おそらく)急性胃炎。
もともと脱水症状を起こしやすい体質なので気をつけるように、と昔から言われていたものの、胃炎になったら気をつけようもなく、ひどい脱水まで起こしてしまった。
不幸中の幸いにして、夫の授業が午前中だけだったので「これはいかん」と思った時点で「はやくかえってきてください」と、まるで野口シカさんようなの切ないメールを送っておいた(しかもまともに体を起こしていられないのでミスタイプで誤字脱字が酷いまま)。その効果もあって、夫が昼過ぎに戻ってきてくれたところでエバンストン病院に直行。
5時間点滴受けても脱水以外の症状は良くならなかったが、「もうここでできることはない。そのうち治るだろう」と言われてフラフラ帰宅。
何が一番辛かったかというと、待合室。病院の待合室は日本とは違って長イスじゃなくて普通の肘付きイスなので横になって休むことができない。でも座ると余計辛い。しかたがないので床にコートをひいて横になることに。アメリカの人は座っている方が楽なのだろうか。点滴中のベッドも頼んでもいないのに上半身起きあがる形にしてしまって逆に辛くて困った。
あとこれは脱水症状のせいもあるけれど、寒い。布団やガウンがペラペラなので(どれも薄い木綿布一枚)鳥肌が立っていた。言えば暖めたブランケット(とはいうものの、これもペラペラのコットン)を持ってきてくれるがすぐ冷めるし、できれば綿とか羽毛入りのが欲しかった。
一応個室だったので、試験中の夫は教科書を読んでドッシリ落ち着いてくれた(ナイトクラスにも遅刻させてしまったのに、本当に感謝)。が、近くの個室からは大声で怒鳴っている声がしたり、家族がかけつけてうっかり他人の私の個室のカーテンを開けたり、やはりERなのであった。
今は水+少量のスープ類ならオッケー、という状態まで回復。日本にいたらコンビニでだってそこそこ美味しいゼリー(あーたらみのみかんゼリーが食べたい!)や手軽なおかゆは手にはいるが、こちらではそうもいかないので(ナースは「JEROでもいいわよ」と言っていたけれど、個人的に食欲が沸かない・・・)夫はオロオロしている。体調がよい時間帯にユラユラ起き出してポタージュやくず湯を作る、しばらく起きているとフラついてくるので休む、そんな感じ。
おかしなもので、そんな時なのにベッドの中で読んでいる小説の中に出てくる料理がやたら美味しそうに感じる。「チキンのマスタードクリーム煮・・・うわぁ~」などと思うのだが、画像をイメージし始めると途端に胃がズーンとなるので微妙なところだ。