まず、祝・Manchester United勝利。
(最近切ない話題が多かったので、つい記念に)
本題。
KelloggのFilm Clubが「Brokeback Mountainを見に行きましょう。行きたい人は映画館内のバーで待ち合わせ。アペタイザーと1stドリンクは当方持ちだよっ」という素敵なアナウンスメントをしてくれて(しかも映画代が激安だった!)、それをたまたま夫のコミュニティがキャッチしてくれたので「これは行くでしょっ!」と待ち合わせの場所に。
アレ?どれがそのグループかしら?夫曰く「Kellogg生はnorthfaceのコートに眼鏡にイケてないシルエットの微妙ウォッシュのジーンズに決まっている(あまりに酷い言いようですが、これは事実です)」と言われたが、見つからず。結局「ま、もともと見る予定だったもんね」と正規料金で入場。
英語が分かりづらい!(ただ夫も分かりにくかったと言っていたので内心ホッ。)こっちに来てから今回ほど字幕が欲しかったことはない。
ただ、それを補ってあまりある素晴らしい映画鑑賞だったと思う。
アン・リー監督ってやっぱりすごい!
映像も素晴らしいし、20年間という年月を綴っているのに全然ダルくならない構成(また時代の変化の描写がさりげなくて上手い)。カウボーイゲイの恋愛というシリアスさの中にもアン・リーらしいほのぼのとしたユーモアがところどころに差し挟まれていて、見る者をまったく飽きさせない。
ヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールも良かったし、ヒースの妻役も良かった!このミシェル・ウィリアムズは日本だと「ドーソンズ・クリーク」という青春ドラマに出てた。ヒロインのケイティ・ホームズ(トム・クルーズの婚約者)の友人役で見覚えがあったけど、今回の役はすっごく良かった。
嫁として思うのは「やっぱり妻としてはたまらないものがあるなー」ってこと。事実を知った後、生活がどんどんすさんでいく・・・その辺はすごくリアルに感じた。あと、相思相愛の二人を阻むのは「ゲイへの偏見」だけじゃないのが伝わってきた。ジェイクは乙女キャラだし家も裕福だから、ヒースとはやっぱり「嫁がいるから、子がいるから、偏見があるから」ってだけじゃなく難しいと思った。そこんところはゲイに限らず恋愛全般の普遍的なテーマとしても見られるかと。
アカデミー賞までにカポーティもチェックしておきたいところ。(あら、ゲイつながり?)
興奮して帰り道から就寝まで、夫と二人でずーっと語りまくり。幸せな夜だった。(※Film Clubの鑑賞会は翌日だった。でも映画が良かったのでドンマイン!)