今日でESLのクラスが終了。私は9月からずーっと通っていたので(人によっては途中から参加だったり、逆に途中で帰国のためやめてしまったりする)何だかさびしい気もする。同じように9月からずっと一緒だった友達は感情豊かなお国柄なのか、涙ぐんでいる。
夜にハイスクール(このハイスクールの中にAdult Educationセクションがあって、ESLもその管轄内になっている)で「Award Ceremony」が行われるので、いい経験だから参加するように、と先生に言われる。最初はどうでもよかったのだが、クラス終了時の先生とのマンツーマン面接で「来るように」とさらに念を押される。同じように念を押され、「dress nice!」「旦那を連れて来い」「写真を撮ってもらえ」と強調され、その迫力に圧倒された数人はよく分からないまま行くことにする。スーツケース1個でアメリカ人に嫁入りした友達は「ジーパンしかないよ」と当惑。
で、行ってみて分かったのだが、このセレモニーは基本的にGED(アメリカの高卒資格:特にメキシコでは高卒資格のないままこっちに移住してくる人が多いとか)の卒業式にあたるようだ。彼らはガウンに例の帽子と「卒業式ルック」、入場はエルガーの「威風堂々」と本格的だ。働きながら、あるいは家族の介護をしながら、子育てをしながら、無事やり遂げた彼らにはちょっと感動する。ESLの我々はオマケ状態。でも「彼女はいつも遅刻せずに毎回やってきました」「授業中に誰かの携帯電話が鳴ると必ず注意してくれました」といった微笑ましいコメントとともに賞状がもらえる。これらはさしずめ「(態度面で)頑張ったで賞」?その他、授業中目覚しく活躍した友人達にも賞状が送られる。で、私の番なのだが、どうやら「コース修了者(completer)」扱いの授与となったらしい。completerなので一応プログラムに名前が載る。ちょっと嬉しい。
が、反面、来年度(9月~)はESLコースがとれないことも意味している。
「態のよい厄介払いなんじゃないの~」と隣で夫が茶々を入れる。そうかも・・・(動揺)。友達には「授業のあと一緒に遊ぼうよ」「book clubで会えるじゃない」と慰められる。先生には「Thanksgivingやクリスマスのパーティ時にはよんでよねっ」と乱入宣言をしてやった!
それでも舞台上にあがったからか、セレモニーの後は知らない人からも祝福の言葉を頂き、一応嬉しい気持ちをキープしたまま帰宅したのであった。